米国のコンピュータ・メモリー会社であるNetlist社が、5つの特許を侵害しているとしてサムスン電子を提訴した。テキサス州の陪審は21日、サムスンに3億300万ドル(約92億8000万台湾ドル)の損害賠償を言い渡した。Netlist社の株価は評決発表の翌日、21%急騰した。
ロイター通信によると、Netlist社の弁護士は、サムスン電子との過去の協力関係の中で、サムスン電子がNetlist社の特許メモリーモジュール技術を取得し、自社のクラウドサーバーやデータ集約型製品に使用していたことから、Netlist社はサムスン電子に4億400万米ドル(約123億台湾ドル)の損害賠償を求めたとしている。
これに対し、サムスン電子は、Netlist社の特許は無効であり、自社製品に使用されている技術はNetlist社のものとは異なると主張したが、テキサス州の陪審は6日間の審議の結果、サムスン電子が特許を侵害したと認定し、3億300万米ドルの損害賠償を命じた。
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