2023-07-06 [アメリカ特許権侵害] OLED特許権を巡る争いサムスンディスプレイが京東方に対する侵害訴訟を提起

韓国のサムスン(Samsung)は最近、中国の企業との紛争が絶えない状況に置かれる。今年5月にはサムスンの元幹部であるチェ・ジンソクが、中国での工場建設によるデータ窃取の容疑で告発されて、そして最近、サムスンの子会社であるサムスンディスプレイ(Samsung Display)は、米国テキサス州の連邦裁判所に訴訟を提起した。サムスンは、中国のパネルメーカーである京東方(BOC)が、AppleのiPhone 12などのさまざまな電子デバイスの製造時に、サムスンの5つのOLED特許を侵害したと主張した。

海外メディアによると、サムスンディスプレイは、京東方が提供したの有機ELディスプレイ(OLED)に関する特許侵害行為について、テキサス州の連邦陪審団に損害賠償を命じるよう求めてた。

市場調査会社のOmdiaによれば、韓国は従来からチップやディスプレイなどの製造大国として知られており、特にサムスンディスプレイはOLEDディスプレイ市場を主導している。しかし、2022年に京東方が韓国のLG Displayを抜いて世界第2位のパネルメーカーとなったことからも分かるように、韓国企業は近年、中国企業の増大する競争の脅威に直面している。

また、2022年12月には、サムスンディスプレイがアメリカ国際貿易委員会(USITC)に訴訟を提起し、多数のアメリカのディスプレイメーカーがサムスンのディスプレイに代わって中国製のOLEDディスプレイを使用しているとして特許侵害を主張し、17のアメリカのOLED卸売業者を被告として挙げたため、USITCは調査を開始した。ただし、業界では、京東方こそがサムスンディスプレイの真のターゲットであると考えられている。

しかし、京東方もまたやられっぱなしではいられず、今年5月に、重慶の裁判所に対して、サムスンディスプレイおよびその中国にある企業、およびサムスンの中国における事業に対して特許侵害訴訟を提起し、合計6件の告訴を行った。

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