[アメリカ特許訴訟] ENNOSTAR社がAmazonへの特許権侵害訴訟が和解へ

〔方韋傑/台北〕 LEDの大手企業ENNOSTAR(3714)は、傘下のEPISTARとAmazonがアメリカテキサス州西部地裁で進行中の特許訴訟で和解に達したと今日発表した。EPISTARは、グループのLED開発技術を保護する目標を達成したと考え、訴訟を取り下げることに同意したが、和解条件は外部には公開しない。

EPISTARは、Amazonが販売している43インチ、50インチの4シリーズ、Omniシリーズのテレビについて、EPISTARのライセンスを得ずに販売されたため、LEDの特許(米国特許番号7,705,344、9,530,934、10,199,542、10,505,076、9,257,604、10,181,549、10,522,715、9,293,656、9,893,257、10,038,129、8,963,123、9,425,362、7,821,026)を侵害しているとして訴えた。

ENNOSTARは、今回がEPISTARがバックライト製品に対して特許訴訟を提起する初めてのケースであり、双方が和解した後も、今後は侵害行為に対する警告と訴訟を積極的に行っていくと述べた。EPISTARは、世界的なLEDエピタキシャルウェーハとクリスタリットのサプライヤーであり、クリスタリットからLEDバックライトモジュールに採用されるパターン化基板、エピタキシャルウェーハ、透明導電層、金属電極など重要技術を含めて、提起した特許訴訟が13件にも及ぶ。

ENNOSTARによると、現在、EPISTARの取得済みおよび審査中の特許は合計4500件を超えており、訴訟を通じて外部の知的財産権への関心を高め、グループが技術開発と製品イノベーションを高められる。EPISTARは今後、本業に注力するだけでなく、次世代のディスプレイ技術、センシング、車載など、3つの高付加価値アプリケーション市場に積極的に参入し、より完全なLEDソリューションを提供し、市場地位を強化していく予定をしていると述べた。

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