2024-04-12 為升が智易を特許権侵害で訴える

為升が智易を特許権侵害で訴える
【記者邱馨儀、黃晶琳/台北】
車用電子部品メーカーの為升が昨日(11日)に、通信メーカーの智易により為升の車用レーダー装置などの発明特許が侵害されたため、智易を相手に特許権侵害の訴訟を起こすことを公表した。これに対し、智易は、現在は状況を整理している最中で、後日正式に返答すると述べた。

為升は車用電子部品メーカーで、主力製品には車内装飾スイッチや車用センサーがある。近年では、自動運転車のレーダーシステムへの積極的な進出を図っている。一方、智易は通信機器メーカーで、主力製品には光ファイバーのエンドユーザー機器や5G FWAなどがある。近年、車用製品へ徐々に舵を切り始めている。

為升は、智易が為升の車用レーダー装置の複数の発明特許を侵害していると指摘した。調査の結果、智易が無許可で製造しているとされる製品、商品番号RS1000の「79G内輪差レーダー」が発見された。智易がこの製品を公式YouTubeチャンネルで公開し、さらにこの製品で2023年のAMPA台北国際オートパーツ&台北国際カーエレクトロニクス展に出展した。

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