[2024-09-20-JP] 任天堂が「パルワールド」の権利侵害を告発! あまりにもポケモンに似ているとネットの声も

日本のインディゲーム開発者Pocketpairが今年1月にリリースしたオープンワールドのサバイバル・クリーチャー捕獲ゲーム「パルワールド」(Palworld)は、ゲーム内のクリーチャー「パル」のデザインや遊び方があまりにもポケモンに酷似しているため、多くのネットユーザーから「実写版ポケモン」と揶揄され、リリース直後から話題になった。任天堂は数ヶ月の沈黙の後、正式にPocketpairに対して特許権侵害の訴訟を提起することを発表した。ネットユーザーの間にも「パルも育てたら、出荷だな」といった冗談が交わってた。
任天堂の公式ウェブサイトによると、任天堂とポケモン社は9月18日に日本の地方裁判所に対してPocketpairに対する権利侵害訴訟を起こし、「パルワールド」(Palworld)が複数の特許権を侵害していると主張し、侵害禁止命令と損害賠償を求めたとのこと。任天堂は、同社の知的財産権に対する侵害行為に対して、必要なすべての措置を講じ続けると述べ、長年の努力で築き上げた関連ブランドの知的財産権を保護すると述べた。
実際、今年1月に「パルワールド」(Palworld)が発売された際、すでに多くのネットユーザーが「パル」とポケモンのデザインを比較しており、その際に任天堂は「調査を行い、適切な措置を取る」と応じていた。約8ヶ月を経て、ようやく訴訟を起こした形であった。
この件はネット掲示板のPTTにおいてでも多くの議論を呼んだ。「育ちきったか」「育ってから告訴したほうがお金が取れるもんな」「大ごとだ。任天堂が告訴するなら、勝つつもりだ」「明らかにパクリなクリーチャーに対する告訴では?」「予想通り、元々公然とパクっていたから早かれ遅かれこうなるんだよ」「東半球最強の法務部」などのコメントが寄せられた。
ユーザーたちはまた、「遊び方で訴えることはないだろう、何か他の部分がやばいのかもしれない」、「ボールを投げて捕まえるという点がゲーム性をあまりにも近づけているし、クリーチャーのデザインも含めて」と分析した。「ただし任天堂はおそらく特許に基づいて訴えるだろう、デザインに関しては訴えるのは難しいと思う」とも言われた。さらに、Pocketpairは今年7月にソニー・ミュージックやアニプレックスと共同で新会社Palworld Entertainmentを設立し、ゲーム以外のIPの展開を加速させると発表した。ソニーとの契約も、任天堂が提訴する理由の一つと見なされるコメントも散見できた。

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