中国の通販サイトからで海賊版のゲームや音楽を購入し、さらにネットで販売していた野菜仕入れ業者の戴光佑（２８）、及びネット小売業者の朱国慶（３５）が摘発された。二人は注文を応じて、ＵＳＢメモリやＧｏｏｇｌｅのクラウドストレージなどの手段で海賊版のゲームや音楽を提供していた。台湾刑事局は通報を受け、二人の住居を捜索し、市場価格３億台湾ドルを超える侵害物品を押収した。二人は商標法と著作権法違反の疑いで新北市地検に送致され、不正所得は約３５０万台湾ドルと推定される。
警察は、ネットオークション業者が大量な海賊版コンピュータソフトや音楽を販売しているとの通報を受け、調査を始めた。商品には「三国群英伝」や「リネージュ」などの約１００種類のゲームソフト、そして中国語、英語、台湾語の約５０００曲の音楽が含まれる。
刑事局の知的財産権捜査隊は調査の結果、今年６月に新北市の三重区と蘆洲区で捜索を実施し、戴容疑者と朱容疑者を逮捕し、外付けハードディスク二つ、ＵＳＢメモリ２２９個、Ｇｏｏｇｌｅクラウドストレージアカウントのアクセス権一件を押収した。
調査によると、野菜市場で働いている戴容疑者はコンピューターゲームの愛好者で、今年年始に中国のタオバオで約２００〜７００台湾ドルの価格で海賊版の「三国群英伝」などのゲームを購入。さらに、ゲームのソースコードを改竄し、プレイヤーにレアアイテムやレベルアップなどのカスタマイズサービスを提供し、これを通販サイトにて約８００台湾ドルで販売していた。不正所得は約１００万台湾ドルと推定される。
ネット小売業の朱容疑者は、昨年６月に中国のゲームフォーラムサイトに参加し、海賊版のゲームや音楽を購入して、これを４００〜８００台湾ドルで販売していた。その中には周杰倫（ジェイ・チョウ）や張惠妹（アーメイ）などのアーティストの曲も含まれ、１曲当たり７０台湾ドルで販売されていた。不正所得は約２５０万台湾ドル元と推定される
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