台湾・彰化県在住の37歳の庄容疑者が、海外業者から「AP」の八角形時計ベゼルの模倣品を購入し、それを他の腕時計に改造して販売していたとして、商標法違反の疑いで摘発された。彼は、実店舗やネットプラットフォームを通じて販売し、利益を得ていた。昨年末、刑事局知的財産権捜査隊が情報を受けて捜査を執行し、侵害された立体商標を使用した腕時計や改造キットを100点以上押収した。初期の推定で侵害の市場価値は6000万台湾ドルを超えているとのこと。本件商標法違反の疑いにより書類送検され、捜査が行われている。
「AP」のロイヤルオークシリーズ腕時計は、6本のネジが外側に露出し、八角形のベゼルでケースに固定された独特なデザインが特徴的で、同シリーズのシンボルでもある。価格は100万台湾ドル以上から始まり、特にハイエンド層に人気である。この独特なデザインは台湾で立体商標として登録されているが、権利者が市場で類似のデザインの腕時計が出回っていることに気づき、それらに該当立体商標が使用されたもので、無許可での模倣商品であることが判明し、昨年10月に刑事局知的財産権捜査隊に通報し、告発した。
警察の調査によると、庄容疑者は腕時計のコレクションが趣味で、タオバオなどの通路で「AP」の八角形ベゼルの模倣品を購入し、それをカシオなどの腕時計に装着して、1万～2万台湾ドルで販売していた。
警察は昨年11月27日に彰化県内の庄容疑者が運営する店舗を捜索し、侵害された立体商標が装着された腕時計70本と改造キット72組を押収しました。庄容疑者は、侵害ではなく単なる改造に過ぎないと主張し、消費者が「AP」の腕時計と誤解しないと言いました。しかし、主管機関の審査では、その立体商標が腕時計などの類似商品に使用されることで、消費者がライセンスやコラボレーションなどの関係があると誤解する可能性があると認定されたため、警察は本件の書類送検を行った。
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