任天堂、海賊版対策を強化!Switch改造サイトに約6億円の賠償命令
任天堂は海賊版や改造市場に対する強力な取り締まりを継続しており、このたび再び大きな勝利を収めた。米国連邦裁判所は最近、Switch改造装置を販売していたウェブサイト「Modded Hardware」が任天堂の権利を侵害したと認定し、運営者のRyan Dalyに200万ドルの賠償金支払いを命じるとともに、サイトの閉鎖、ドメインの引き渡し、関連事業の永久停止を命じた。
2025年9月5日の判決によれば、Ryan Dalyは「デジタルミレニアム著作権法(DMCA)」及び米国著作権法に違反したと認定された。裁判所はDalyに対し、損害賠償や事業停止を命じただけでなく、任天堂のセキュリティ保護を迂回する装置に関連する事業──経営、投資、その他類似サイトや企業への協力──への関与を恒久的に禁止した。
本訴訟の核心争点は、同サイトが販売していた「MIG Switch」および「MIG Dumper」と呼ばれる装置にあった。これらはユーザーが任天堂のセキュリティを回避し、物理カートリッジを使用せずに公式ゲームをプレイできるようにするもので、一部のユーザーはバックアップ用途を主張したが、実際には違法ダウンロードによる海賊版プレイに利用されるケースが多かった。
実際、任天堂が法的措置を取るのはこれが初めてではない。昨年3月には、著名なSwitchエミュレーター「Yuzu」の開発チームを提訴し、最終的に240万ドルの和解金を得るとともに、サイトの恒久的閉鎖と関連活動の停止を勝ち取っている。
任天堂は近年、法的手段のみならず、「本体BAN」の権限を保持しており、海賊版ゲームをインストールしたSwitch本体を強制的に使用不能にすることも可能としている。今回の勝訴は改めて強いメッセージを発するもので、任天堂があらゆる形式の改造や海賊版行為に対して「ゼロ容認」である姿勢を鮮明にしたとみられる。
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