2025-10-31[特許出願、商標出願] 台湾のAI特許技術出願数、世界9位に 最多出願は「この3社」

AI技術は世界を変革しつつあり、その中でも「マシンラーニング」および「マシンビジョン」は各国におけるAI特許技術出願の主要分野となっている。台湾経済部智慧局(知的財産局)は23日、2014年と比較して2021年の台湾におけるAI特許技術の出願件数が約9倍に増加したと発表した。台湾のAI技術分野の主要な出願者は、鴻海(ホンハイ)、工業技術研究院(工研院)、中華電信、資訊工業策進会(資策会)、および英業達(インベンテック)など、5つの企業・法人である。

2025年6月に日本で公表された「AI関連発明の出願動向調査」によると、各国におけるAI特許技術競争の概況が示されている。智慧局によれば、中国大陸はAI特許全体の出願件数で他国を大きく上回っているものの、米国は多額の研究開発投資と資金支援を通じて、画像処理、自然言語処理、大規模言語モデル(LLM)などのAI中核技術特許で依然として優位を保っている。しかし2020年以降、その増加率は緩やかになっているという。

報告では、一部の企業が技術的優位性を守るために「クローズド戦略」を採用し、営業秘密で保護する可能性があることも指摘されている。韓国ではAI特許出願が安定的に増加しており、スマート家電、医療画像、リテール分野への応用に集中している。日本のAI特許は近年やや減少傾向にあり、医療診断および医療画像応用に重点を置いている。

智慧局の分析によると、世界全体のAI特許出願件数は過去10年間で大幅に増加し、2020年には3万件を突破した。分野別では「マシンラーニング」と「マシンビジョン」が各国共通の出願集中分野である。台湾でも同様の傾向が見られ、2017年以降急速に増加、2014年と比べ2021年には約9倍の成長を記録しており、マシンラーニングおよびマシンビジョンの出願比率が最も高い。

さらに智慧局は、台湾のAI特許全体の出願件数が世界第9位であり、マシンラーニングおよびマシンビジョンの分野ではそれぞれ第8位、第9位に位置していると述べた。これは、台湾が世界のAI特許戦略における重要な拠点の一つであることを示している。また、近年台湾でのAI関連特許出願が継続的に増加しており、今後台湾のAI特許戦略はますます重要性を増すと見込まれる。

台湾国内においては、鴻海、工研院、中華電信、資策会、英業達の5社(法人)が主要な技術参加者であり、それぞれ第1位、第2位、第4位、第7位、第9位にランクインしている。これにより、台湾の企業および研究機関がAI特許技術に高い関心と積極的な投資を行っていることが明らかであり、今後の台湾産業発展の原動力となることが期待される。

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