2026-08-04[特許出願、商標出願]億光、再び特許訴訟 米国で日亜化学を特許侵害で提訴

LED大手の億光電子(Everlight、2393)は10日、LumiledsおよびSSCに続き、7月30日付で米国ミシガン州東部地区連邦地方裁判所南部支部に特許侵害訴訟を提起し、日亜化学工業(Nichia Corporation)を提訴したと発表した。億光は、日亜化学が製造・販売する高出力LED製品が、億光の米国フリップチップ(Flip Chip)特許「US 7,554,126」を侵害していると主張している。

億光によると、今回の訴訟で対象となる米国特許US 7,554,126は、LEDのフリップチップおよびパッケージング工程に関する技術であり、N電極とP電極の面積比を調整することで、LEDチップとハンダとの良好な接合性を確保し、高い放熱性とパッケージ信頼性を両立させるものだという。同技術は、フラッシュ用LED製品だけでなく、車載用LED、高出力照明、ディスプレイなど幅広い分野に応用可能で、LEDフリップチップ・パッケージングにおける重要技術と位置付けられている。

億光は、この技術について日本や中国などでも特許を取得していると説明した上で、日亜化学が特定のLED製品に同技術を使用していると指摘した。同特許技術は、モバイル機器向け光学部品にとどまらず、民生用電子部品、照明、フィラメント、UVC、車載光学部品向けLED、CSP、バックライト、フラッシュ、Mini LED、Micro LEDなど、幅広い分野への応用が可能だという。億光は、特許権の行使は主として自社の革新的な研究開発成果を保護するとともに、産業の発展を促すことを目的としていると強調している。

億光は改めて、市場における不正な特許侵害行為に対しては、必要に応じて法的措置を講じるなど、知的財産権を尊重するという一貫した姿勢を堅持すると表明した。今後も技術・製品の研究開発、製造、設計能力への投資と強化を継続するとともに、知的財産権のポートフォリオを拡充し、製品競争力の向上を図る方針だ。現在、米国、中国、日本、欧州、韓国、台湾などで多数の重要特許を取得しており、今後も顧客に高品質なサービスと製品を提供していくとしている。