IC設計メーカーの奕力-KYは、義隆電子から特許侵害で提訴されていた件について、25日、一審判決の結果を発表し、同社が勝訴したと明らかにした。
本件は主に、義隆が昨年12月17日、奕力-KY傘下の奕力科技及び販売代理店である碩望科技を相手取り、奕力科技が製造・販売する静電容量式タッチICが、義隆の保有する中華民国発明特許第I380207号の特許権を侵害した疑いがあるとして、知的財産及び商業裁判所に訴訟を提起したものである。義隆は特許権侵害の排除及び損害賠償などを求めていた。
一審判決では、原告の請求及び仮執行の申立てはいずれも棄却され、訴訟費用は原告の負担とされた。奕力は、本件が同社の財務及び事業に影響を及ぼすことはないとしている。また、原告が今後控訴した場合には、法令に基づき、委任した弁護士と今後の法的手続きを検討し、同社の権益を守る方針としている。
一方、義隆も、委任した弁護士から、知的財産及び商業裁判所が一審において原告の請求及び仮執行の申立てを棄却したとの通知を受けたと発表した。
義隆は、本件では同社が原告であることから、今回の判決結果によって損害賠償責任を負う必要はなく、同社の財務状況及び事業運営にも重大な影響はないとしている。正式な判決書を受領した後、委任した弁護士と協議し、同社にとってより有利な対応を講じる方針としている。
