2026-07-03[特許出願、商標出願]人気ベイブレード約6万4,000個を押収 台湾警察、中国製模倣品を積載した海上コンテナを摘発

台湾警政署保安警察第三総隊(保三総隊)第一大隊第二中隊東亞小隊は、中国から海上コンテナで輸入された大量の模倣品玩具を摘発したと発表した。基隆港経由で搬入されたコンテナ内から、Funbox Toys(麗嬰國際股份有限公司)が代理販売する人気玩具「ベイブレード」の模倣品約6万4000個が押収され、市場で人気の高いモデルも多数含まれていた。押収品の推定市場価格は1000万台湾元を超え、事件は著作権法および税関密輸取締条例違反の疑いで、基隆税関へ送致された。
保三総隊によると、6月30日にビッグデータ分析を活用したリスク分析を実施した結果、不正業者が海上コンテナを利用して大量の模倣品「ベイブレード」を密輸しようとしていることを把握。張世杰、楊依穎の両警察官が貨物検査を行い、不正を発見した。
第一大隊では日頃から高リスク貨物コンテナの分析・選別を続けており、中国から輸入された陳姓業者名義のコンテナを不審と判断。新北市五股区の物流センターで開披検査を実施したところ、山積みとなった模倣品のベイブレードを発見した。
押収された貨物は計128箱、約6万4000個に達し、その規模は極めて大きかったという。
捜査当局によれば、不正業者は市場で人気を集めるベイブレードに目を付け、「玩具」として偽装しながら低価格で大量に密輸し、高値で販売して巨額の利益を得ようとしていたとみられる。また、摘発や関税を逃れるため、「正規品と混在させる」手口を用い、128箱のうち税関申告が行われていたのはわずか13箱で、残る115箱は一切申告されていなかった。
保三総隊は、権利者による真贋鑑定を実施した結果、押収品はいずれも正規ライセンスを受けていない模倣品であることが確認されたと説明。権利者は法的責任を追及する意向を示しており、当局は著作権法および税関密輸取締条例違反の疑いで関係機関へ送致するとともに、背後に密輸組織が存在しないか引き続き捜査を進める方針だ。
また保三総隊は、夏休み期間中は子どもの玩具需要が高まることから注意を呼び掛けている。模倣品は軸芯やバネ、ギアの外観こそ本物に酷似しているものの、プラスチックや金属部品の品質が著しく劣っており、高速回転時には遠心力のバランスが崩れて破片が飛散し、児童の安全を脅かす恐れがあるという。
警察は今後も国境での水際対策や輸入コンテナの現場検査を強化するとともに、貿易業者に対し、「安易な気持ちで違法行為に手を染めないよう」強く呼び掛けている。