【張珈睿/台北】
タッチパネル用チップメーカーの義隆電(2458)は、20日に知的財產及び商業裁判所に、敦泰電子(3545)が専利権を侵害しているとして訴訟を提起したと発表した。義隆電は、市販のノートパソコンに搭載されている敦泰電子製のタッチパネル用チップが、提携した弁理士事務所の判断で義隆電の特許範囲に該当すると認定されたと述べた。
義隆電によれば、今回の訴訟の対象となるタッチパネル用チップは、ゲーミングノートパソコンに使用されるタッチパッド(Touchpad)モジュールである。
正当な知的財産権を行使し、同業者による模倣を防ぎながら、企業の長期的な競争優位性を維持するために訴訟を提起したと義隆電は述べ、株主の権益を保護するように、裁判所に敦泰電子の専利侵害行為の排除と停止を求め、かつ損害賠償を請求した。
この訴訟はすでに司法審理の過程に入っており、具体的な賠償金額はまだ明らかにされていない。両社ともに追加のコメントは控えている。