アメリカのファウンドリー企業、グローバルファウンドリーズ(GlobalFoundries)は19日、IBMを提訴し、同社がグローバルファウンドリーズの知的財産や営業秘密を違法に他社に共有したと非難した。
ニューヨークの連邦裁判所に提起されたこの訴訟は、IBMが2015年に半導体事業をグローバルファウンドリーズに売却した後、関連する知的財産や営業秘密をインテル(Intel)や日本のRapidusを含めた自社のパートナー企業に違法に提供したと主張している。
IBMは現在、Rapidusと協力して、2ナノメートルのチップを研究・開発・生産している。また、IBMは2021年にはインテルと協力して、次世代のチップ技術を開発することを発表した。
グローバルファウンドリーズは、自社が2015年の取引で獲得した技術を許可または開示する唯一の所有権を持っていると述べ、パートナー企業に技術を開示することで、IBMは何億ドルもの潜在的なライセンス収入やその他の利益を不当に得たとしている。グローバルファウンドリーズは、補償的および懲罰的損害賠償を求めて、並びにIBMが同社の商業秘密をさらに盗用することを防ぐための差止命令を求めていると述べた。
一方、IBMは、グローバルファウンドリーズが訴訟が却下された後、再度訴訟を提起したと表明し、関連する主張が根拠を欠いていると述べた。
出典: 自由時報電子報
1,273 total views, 2 views today